青星明良

ヒロインの時花ちゃんがポンコツ可愛い「時ほぐし」シリーズの第二幕です。 ミステリー部分のネタバレになる恐れがあるので物語の内容について詳しく語るのは避けますが、今回は刻さんの時計に対する想いの強さがよく分かり、いいキャラ掘り下げ回になったと思います。ヒロインが惚れる相手なので、読者もヒロインの目線を通して好感を抱けるイケメンであって欲しいですからね(*^^*) そして、持ち前のドジっ子属性で物語を動かす役割の時花ちゃん。 今回もドジゆえに事件に関わってしまい、ドジのおかげで謎を解くきっかけを作ってくれます。そのドジが毎回おもしろ……げふん、げふん、可愛らしいので次はどんなドジを踏んでくれるのだろうと期待するのも物語の楽しみになりますね。(←時花ちゃん本人が聞いたら怒られるかもだけど……) あと、最後のシーンで珍獣みたいな声を上げる時花ちゃんがツボにはまりました(笑) せっかく刻さんといい雰囲気になれたのに……(^_^;) 時花ちゃんの恋路に幸あれ!!!
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ミステリーという呼び方に関して、本作は本当にミステリーなのだろうか…という自問自答に一区切り付いた幕となりました。 なにぶん初めて書く日常の謎だったので、今まで他サイトや読書経験などで培った作法をどう落とし込めば良いのか迷っていたのです。 なので、最初はジャンルをヒューマンドラマにしていたのですが、おかげさまで徐々に手応えを感じるようになり、改めてミステリージャンルに変更しました。 日常系は総じて、謎解きの深刻度が本格に比べると浅いのですが(やはり人命に関わらないと緊迫感は薄いし、かの作家ヴァン・ダインも「ミステリーは人が死ぬのが望ましい」と述べている)、今回の第二幕でようやく、自分の中で
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