至極丁寧なご感想、本当に有難うございます。  「映画のようだ」との評は、私にとって栄誉の極みです。  もともと、作話コンセプトを「映画一本分のほっこりするお話を、ふわりと読める単行本一冊分で」と紹介させて頂いておりまして、皆さまの瞼の裏に映画のようなシーンが投影されることを願って執筆をしております。  また、対象としている読者層もティーンよりはやや高く、ご感想にありました縁者の方への想いのような、人の縁と真心にまつわるエピソードをどの小説にも織り込んております。  共感して頂けて、本当に光栄です。  この「僕が恋した図書館の幽霊」は、その30年前を描いた前作「光風の伝言」という作品の遠

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