素晴らしい批評と考察をいつもありがとうございます! まさか、いじめる側の立場から批評、考察をしていただけるとは脱帽いたしました。 ただ、たった一つだけ、たった一つだけ苦言を言いますと、あとがきにも書きましたが、この物語は「怨みと因縁」の物語なのです。故に、松田恵美にスポットを当てるのはちょっと違います。いじめとは舞台装置の一つに過ぎず、松田恵美もそこまで重要なキャラクターでは無いのです。あくまでも主役は(実は)「私」であり、考察すべきは「いじめ」「私」「それによって伴う因縁」なのです。 仰る通りで「いじめ」は絶対に無くなりません。何故なら「人間とは感情の生き物」だからであり、それ故に生じた黒い
1件2件
怨みと因縁 その部分に関する感想なのですが、最初書こうと思いましたが、自信がないのであえて避けました。 プロ野球を見ながら酔っ払いの親父が、「そこは、こうした方が良かったんだ」などと、プロにど素人が意見する……そんな戯言だと思って聞いてください。 怨みと因縁については、押しが弱かったと感じました。 因縁のきっかけとそのきっかけを知る過程の苦しみや怖さはわかりました。しかし、その後、記者の取材を受けるまでに具体的にどんな怖いことを体験してきたかが「あらすじ」になっていて実感が湧きません(それこそ、私の想像力の欠如かもしれません)。 具体的な恐ろしい体験や人生を妨害される場面を会話や描写で
返信ありがとうございます! そうなんですね。でも、例え自信が無くても聞いてみたかったです… 確かに出雲さんの仰る通りで、どうしても詰めが甘いです。書いてる最中ですらも「私」はすぐに思い浮かぶのに、「俺」はなかなか思いつかず、いきあたりばったりな、キャラクターがあやつり人形になっていた感は否めません。そこは完全に自分の不徳の致すところです(人を怖がらせる事は本当に難しいと感じました)。 本当に貴重なご意見をありがとうございました。これからもこの作品は勿論、他の作品も愛し、批評をしていただけると嬉しいです。 「ドリアン・グレイ」以降、すっかり批評家出雲さんのファンになりましたから!
1件

0/1000 文字