登場人物の説明2です。 愛理《えり》 心優《みゆ》の一番の理解者であり、常に冷静沈着。 決して自らが行動を起こすことはないが心優《みゆ》にだけは干渉する。 先を予見する言動が目立つが、人が訝しがるほどではない。 ※この物語の鍵ではあるが柱(伝えるべきテーマ)では無いので読者には多少の違和感を与える程度に留める。 実は心優《みゆ》が幾つもの運命の分岐によって一度は向けられて放出した絶望のなかで生きたいと思う意識の集合体であり幻である。その全てが向けられ放たれた意識の末路が実現することがなかった自殺である。 心優《みゆ》の15才の誕生日が運命の分岐によって幾度も放出された意識体の中で最後の意識体

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