エブリスタ
さがす
本棚
通知
メニュー
返信コメント
杵島玄明
2022/7/19 23:14
【ここからP2】 あの時、どれだけ嬉しかったかしれない。 「ねぇ、宇野さんも明日一緒にいかない?遊園地」 そう言って私に声をかけたのは、クラスでもとりわけ目立つ女子グループだった。 友達ができる!それは今の私にとって奇跡の様なことだった。 元々、私が何かやらかしたわけではない。 友達ができれば、この環境だってきっと変わるに違いない。 当然私は、彼女たちにすぐにOKした。 待ち合わせは10時。 入場ゲート前。 しっかり聞いて、スマホのスケジュールにも入れた。 だから間違うはずなんてないのだ。 なのに、どうして今、私はひとりなんだろう。 どうして、誰も来ないんだろう。 「もう・
いいね
コメント
0/1000 文字
投稿