エブリスタ
さがす
本棚
通知
メニュー
返信コメント
杵島玄明
2022/7/19 23:17
【P2 続き】 「さぁ、どうぞ」 案内されたのは、ジェットコースターの最前列。 安全バーが私の身体をロックして、あっという間に身動きが取れなくなった。 ちょっと月までという名前の通り、このジェットコースターは相当な高さまで上がる。 並ばずに乗れるのは嬉しいが、私にも心の準備というものがある。 しかし、この状況では全てが手遅れである。 スタッフの軽快な掛け声に見送られ、ジェットコースターはゆっくりと動き始めた。 否が応でも心臓の鼓動が早まる。 ジェットコースターはグングンとスピードを上げて、私の身体は僅かな安全バーの中で右往左往した。 そうして、視界が逆さまになった時。 「月・・
いいね
コメント
0/1000 文字
投稿