名取桜様 この度は「紅の薔薇」を完読いただき、有難うございます。 今思うとこの作品は、当時の社会不安、ままならぬ人生に対する私の心境が強く反映された作品だったのだと思います。 何もかも運命に委ね流されてしまえば、ある意味では楽になれるのかもしれません。でもそれでは人として大事なものを失くしてしまいますよね。やはり立ち向かう勇気は持っていたいものです、メアリーや航のように。 名取様はそういう意図を的確に感じ取ってくださったみたいで、作者としてこんなに嬉しいことはないです。 これからじめじめした梅雨や暑い夏が来ますが、どうぞご自愛ください。有難うございました。
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