氷の微笑を彷彿とさせる、完全犯罪性と、悪びれ無い悪女感、更に、悪意を感じさせ無い悪魔性と、掴み所の無い魔性。 　其れらがヒロインに依って収集された感じでした。 　ボタンの蒐集に付いて、欲を言えば

独白形式のテンポが良く、でもそれでいて決して軽すぎない描写で、サクサク読めるのにじっくりと恐怖がせりあがってくる作品でした。 冒頭のタバコを買い忘れてガマンするという台詞がどことなく人里離れた場所

非常に読み易い、ケータイ小説らしい作品の上、対話形式というのもいいですね まるで自分に話し掛けられているような感覚を味わいながら、一気にラストまで読んでしまいましたっ

ボタンを集める女の、どこか病的な愛情が恐ろしいですね。それが男の裏切りを知り、あんな行動を取らせて…… その熱が急激に冷めるのもまた、この女の性質を物語ってますね。 やっぱり一番恐ろしいのは、人間

気の強そうな女の一人語り、弱い女の一面、「ボタン」を集める少女チックな面。様々な多面体のような魅力的な女性なので、ラストも無邪気に美しく見えました(*≧艸≦)❤一人語りでも自然に場面が思い浮かべられて

愛憎渦巻くサイコホラー。 時折語り手が誰かに語りかけている風で、おや、と思っていると、ラスト……。最後まで彼女を描写しないでおいたのは、上手いなあと思いました。 恋人のボタンを集める主人公は確かな異常