描くこと、幻想と現実の内実について

世界に溢れていた、小さな小さなストーリーを集めてみよう。

通称 水飴

36分 (21,098文字)

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あらすじ

「世界を綺麗なまま、残したいね」  ――世界最後の夜。  彼女は物語の冒頭に記された、一番最初の言葉を読み上げた。 「この物語、覚えてる? 白樺の樹に成った、何番目かの〝果実〟」  そのまま彼女は

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