降車駅

なんとなく降りた赤い屋根の駅は、太陽の匂いがした――。

和泉りん

青春 完結
15分 (8,618文字)

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あらすじ

鬱屈した毎日に始まりを告げる始業式の朝、あたしは小さな反逆の旅に出た。 行き先も決めず乗った電車で、たどりついた田舎町。 誰もあたしのことを知らないこの町で、あたしは「少年」に出会う――。

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