黄泉の桜が舞う夜に

その桜は、死期の迫った人間にだけ見ることが出来るという――

緒方あきら

17分 (9,666文字)

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あらすじ

会社を首になり社員寮も追い出され、中堅企業の正社員だった井上は あっという間に住所不定の無職へとなり果てる。 世の中に嫌気がさした井上は酔いつぶれた公園で、ひとりの女と出会った。 夢か現かも定まらぬ酔

感想・レビュー 1

何と不思議な出逢い。 主人公の事情と女の事情がなぜかタイミングよく合って(?)始まる何とも言えない共同生活。 桜と共に流れる時間の流れがなぜだか夢のように優雅です。 けれどもその時が来て、その先は現
ネタバレあり
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