薄紅色の籠の中で~その奇妙な花屋は

思い出したらいけないのだ。これ以上花が咲く前に――「あの枝を、切って頂戴」

野月よひら

ホラー 完結
16分 (9,367文字)

4 93

あらすじ

「枝垂桜の花言葉を、御存じですか」  青年の言葉に、久恵は思わず立ち止まった。 「思い出したら、花開く」  ――あの枝を。  ――切って頂戴。  咲かせてはいけない。思い出してはいけないのだ、絶対

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