素直さと一途な心は最強ですね。 外見だとか、運命までも吹き飛ばしてしまいそうです。 不幸な話が不幸な展開で進んで行きます。 登場人物の事情、細やかな描写、いつもながら心情に訴えてきます。 二転三転す

時は大正、豪華絢爛な華族の世界。 白髪と皮膚の様相から、小さな頃より自ら一線をひいて生きてきた降一と、彼を慕う天真爛漫な幼馴染、凛音。 ある時父が異形のものに殺されて…という出だしから物語は始まります

こういうエンターテインメントを読みたかった！ 絢爛たる大正ロマンに東洋ダークファンタジーを融合させた傑作。 異形ゆえに心に陰もつ降一。 その心を照らす許婚者の凛音ちゃん。 そこに宿曜や四神まで出て

ヤッバイ！凄く面白かったです！ ファンタジー物は設定とか覚えるのが苦手であまり好きではない部類。でも、大正浪漫は気になる！ そんな思いから読み初めましたが………直ぐにのめり込んじゃいました。 序

始まりの子供の見た目で主人公を除け者にしようとする心理は、その親の心をきっとそのまま写して表しているのだろうなと思います。 悲しく寂しく、やるせない思いが多い前半ですが、後半から最後にかけては戦いの

二転三転する息を飲む展開に惹かれました。 四神を背景に進む切ない物語は、事態背景と重なって楽しませてくれます。 降一は計り知れない闇を抱えていますが、その横にはいつも凛音の笑顔が……炎の灯りで照ら

これはーっ！ 私の好きな大正ロマン！しかもダークファンタジーではありませんか！(〃'▽'〃)ﾜｧｲ 悲しい運命ながらも、優しい父親、そして凛音や侯爵という理解者に恵まれていた事に心を救われながら読み

外見にコンプレックスを抱き心を閉ざした隆一と、そんな隆一が大好きな凛音。 突然の悲劇によって隆一は当主となり、その運命にまた苦悩し、せめて本当に大切な者だけは守ろうと考えていたのだと思います。 自

異端の姿で忌み嫌われる降一と、正反対に誰からも愛される凛音。 彼の全てをつつみ込むような愛情は、読んでいて2人を愛おしく思うほど。 彼の方も戸惑いながらも彼女を愛しく思っているのに、残酷な運命は彼を

時に子供は残酷だ、 自分達と少しでも違う見た目をしていれば、それを忌み嫌い、心無い言葉を平気で言い放つ。 幼い頃からずっと自らの体にコンプレックスを持ち、心を閉ざして来た少年と、そんな彼を慕う少女。