今は亡き夫を慕い続ける妻 これだけなら、絵に描いたような美談ですが、 『ほんとにそうか？』 そんな問いかけが感じられる、挑戦的な作品でした。 そこにあるのは、やはりある寂しさなのか、弟に兄の面影を

うわー。 これはなかなか大人な掌編ですね。 夢物語っぽくなくて現実味があって。 イネさんの境遇が読む側からしたら辛いしせつないんだけど、イネさんだっていつまでも亡き夫のことを引きずって生きたくはな

村の祭りの夜は無礼講……因習と言うのか、娯楽の無い昔の村では、男女の事は描写されている様に容認されているイメージがあります。女性の立場としては、流されるしかないようなちょっと暗いイメージなんですが。

小さな農村のいつもと変わらない祭。 おイネちゃんがどんな心情でそこにいたのか。 しっかり想像できるようで、実は間違っているような気もします。 帥宮の歌がベースなら、徳次さんももうひとりの主人公なの

おイネちゃんの境遇が切ない( ω-、) 村の男女が浮かれている中、亡き夫を思い出すおイネ。 おイネを迎えに来た徳次が恋心を打ち明けるも… おイネさんが淡々としていて、亡き夫の弟の誘いに乗るのはもし

この先、イネさんがどうなるのか気になります。 ただの付き合いだったんだろうけど、それでも小屋に行ってたってことは、少しは男を探す気があったんじゃなかったんだろうかとか。 つい、深読みをしてしまいま