感想・レビュー一覧 9件

ラストページが色々と考えさせられる作品です。 桜は花の咲く時期だけ持て囃されますけど、大地に根を張りそこに生きている花の咲かない桜もそれはそれで素晴らしいのだと気付かされました。 あとは、プロアマ関係
ネタバレあり
まずはピックアップルーキーおめでとうございます! 短編なのに内容が詰まっていて、読み応えがあります。 そして、咲かなくても桜は桜。 満開だけが素晴らしいのではない。自分が自分であることに意味がある そ
ネタバレあり
1件
読了しました。 読み易い文章です。 何気ない日常を淡々と描写しながら、主人公の深層心理が垣間見えるような表現が秀逸です。 最後の最後で、タイトルの意味するところに気がつき、ハッとさせられる。 私好みの
ネタバレあり
1件
タイトルとストーリーの関係が美しく、文体も好みでした。 「高城はなるべく、しおらしく、申し訳無さそうにその全てを断った。理由は伝えなかった。理由は無限にあるように思えたし、よくよく考えれば全く無いよう
ネタバレあり
非常に文章力が高いと思いました。 やや堅苦しい小説(ライトノベルではない)ですね。 ライトノベルは小説じゃない、というような読書家さん向きかと思います。
教師と生徒二つの視点を淡々とした文体で書き進めているからこそ、 最後二人が将来に向けて動き出そうとして行く部分が印象に残ったのかなと 愚考いたしました。 この短さで物語としてしっかりと完成していて、と
ネタバレあり
とても深い立派な小説だと思いました。 巧みな情景描写や表現力にも惹かれました。 咲かない桜になるのはとても勇気が要ることですね。 本当にやりたいことを職業にしている人はどのくらいいるでしょうか。
ネタバレあり
文学小説を読んでいるかのような文体が、学校や教師というある種厳格な存在を際立たせているので、咲かない桜の木のエピソードがより人間的で優しいものに感じました。 とても素敵なお話でした。
花を付けない桜に密かに自己投影をしている西村先生と、それを見ていた優等生高城さんの選択…人は満開の桜にばかり気を取られがちですがこう言う観点から物事を考えられる人は希だと思います。短いながらに丁寧に纏
1件

/1ページ

9件