待合所のとなり

夜中の古びたバス停の待合所。ひとりで座るわたしにかかった声は―――。

浅野

3分 (1,670文字)
わたし、大切なひとたちが楽しそうに笑っている所を見られるのが何より楽しみだったりするの。 あのひとは笑ってそう言った。

0 2

あらすじ

息を切らして走った。 走り疲れて足を止める。 乱れた呼吸が収まれば、辺りはしんと静かなのだと気付いた。ひとの気配はなく、暗い。あるのは虫の鳴き声だけだ。 怖いとは思わなかった。 さっきわたしがお父さん

目次 1エピソード

感想・レビュー 0

感想・レビューはまだありません