狐のお届けもの、あるいは初恋

ただし、初恋相手は私ではない

浅野

7分 (4,063文字)
※社畜さんシリーズ その2

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あらすじ

「これ…」 さっき和菓子屋の窓枠に飾られていた、紫色の折り紙で折られたすみれの花だ。 しゃがんで拾いあげる。瞬間、りん、と鈴の音が聞こえた。 あ、まずい、 思うも時既に遅く、顔をあげた時には眼

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公開日 2020/11/15