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ダークでホラーなのに惹かれてしまう
コメディで笑った後はダークな物で沈みたくなったりする。
「Gacyさん」は救いのないダークな作品ばかり書かれていて私にとっては外れのない安心感があります。
この作品はどれぐらい私を突き落としてくれるんだろうと期待感でワクワクしてしまうのは不謹慎でしょうか?
でも単なるエログロではなく、グロさの中に美しさがあったり深さや哀しみがあったり。
何度も読みたくなるグロさです。
こういう小説を書ける才能が凄い。
救いのない作品って怖いけど惹かれます。
初めて読んだのが「鬼哭」https://estar.jp/novels/25229409
です。
防空壕で起こった悲劇が描かれてまして、何ともいえない読後感がありました。
一時確か強制非公開になって「仔羊たちの唄声」https://estar.jp/novels/23696416
は書き直されたらしいにも関わらず、それでも非公開納得の過激さです。
夢中でグイグイ読みました。どうなるんだーーって。
他の作品も常に容赦なく素敵に過激です🎵
ダークな作品ばかりという訳ではないのですが、比較的ダーク寄りなのが「阿賀野たかしさん」。
初めて読んだのが「クリスマスケーキ 隠蔽の構図」https://estar.jp/novels/24787845
です。クリスマスケーキ売りの黒い裏側が描かれてます。
面白いなと思って本棚に追加して途中まで読み、更に何故かタイトルに惹かれ「湖底の廃線」https://estar.jp/novels/24903256
を読み始めた時、「クリスマスケーキ」と同じ人が書いてると気付いた訳です。
色々なジャンルを書かれているのですが、特に舌を巻くのがSFです。
私が読んだ本格的なSF作品は結構過激だと思います。
「スマホロイドの夜明け」https://estar.jp/novels/24066889
とか。人体改造でスマホのような機能を内蔵する人間達。残念ながら休載中ですが面白い。
いくつか書籍化もされているようで流石の文章力で勉強になります。
書籍化といえば、ダークと言えばダークな女郎花さんの「狩 野 宿 六 」https://estar.jp/novels/20498920
は短編の作品群からなっていて、どの作品にも非凡な才能を感じます。非凡だなと思うのが題材選びと目の付けどころが違う。こんなテーマで良く書けるなと思うのと、様々な短編の中でも、かなり小さな出来事や日常的な題材を用いているのに、引き込まれて文字を追わせてしまうところでしょうか。
好きなのは金魚鉢を丁寧に洗う奥さんが登場する話しと埼玉の古墳に因んだ膝子の話しです。
書籍化された「ののの湯」は面白かったです。
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