手術拒否の理由

現在と戦国時代を結ぶホラー・コメディ

たやすもとひさ

15分 (8,513文字)
あろうことか戦国時代の呪いが執刀中の外科医の身に・・・

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あらすじ

手術室、胃の部分摘出術が行われている。完治可能な初期のがんにもかかわらず、患者は手術をかたくなに拒否した。その信じがたい理由は遥か遠く、戦国時代に遡る・・・。表紙絵 たやすもとひさ

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感想・レビュー 2

助手よ、丁寧に縫ってくれ

専門用語が飛びかう手術の様子、ジャンルを見ていなかったら、本格的な医療系の物語かと思ってしまいます。 しかしそれも10行まで…。 下町育ちの助手の軽口、麻酔医の手術中らしからぬ態度…。 あれれ? ど
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 助手による戦国時代の話が最後のオチへの大きな溜めになり、ラストの印象を高めていて思わず気持ちが昂りました。  最初と最後の砕けた言い回し(主に助手)と中間の歴史的内容の語りとの落差が、いい意味で変化
ネタバレあり
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