グレイシアと260万年の呪い

氷河が溶けると悪魔の封印が解ける。村の伝説を聞きにきた旅人と、少女の物語。

ななせハチミツ

14分 (7,930文字)
妄想コンテスト「とける」優秀作品に選出いただきました。表紙は南の果ての村にある氷河です。

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あらすじ

ある日、南の果ての村を、一人の旅人が訪れる。 彼に村の伝説を話した聡明な少女グレイシアは、旅人の容姿の異様さに気づいた。問われるままに語る、旅人の衝撃の過去と旅の目的。2人の出会いは、世界を変える……

感想・レビュー 8

今回のお話は、私のようなものが気軽にコメントすることが出来ないのでは?と思うほど深い意味があるような気がして...。 氷河に閉じ込められていた悪魔というのは恐らく放射能でしょうか? 私たちが処理しきれ
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 「悪魔が何であるか」色々と記号を散りばめつつも、それを暗喩に止めたのが良かったと思います。  昔、原子爆弾の恐ろしさがよく解かったなかった時に作られた海外の短編アニメで、『人間が緑の泡になって融け
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レビュー失礼いたします。 放射能という言葉を使わず、呪いとしたところが奥深いです。 ネイサンの町では「氷河の氷がなくなったことを気にする者はおらず、氷河の氷だといつわって普通の氷を売る」といった描写に
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