ヤン・イルクバールは鳥籠を担ぎ

真っ黒な大男と真っ白な姫君が王宮の夜の庭をただただ散歩するロマンスです。

あきのな

21分 (12,036文字)
筋骨隆々で巌のような大男ヤン・イルクバールが、陽の光にも当たれない白くてか細い姫君ライラ姫の輿を担ぐことになり…。

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あらすじ

ここは南の島『ミストル・ファトル』。その王宮に勤める兵卒の大男ヤン・イルクバールはある日、「輿がなければ王宮の廊下も一人で歩けない」末の姫君ライラ姫の輿の担い手に抜擢される。 筋骨隆々で真っ黒な巌のよ

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