傘御化文明開化覚書

西洋傘の渡来に焦る唐傘小僧を描いた落語調短編小説

平中なごん

コメディ 完結
14分 (7,907文字)
まさか妖怪落語をまた書くことになろうとは…。

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あらすじ

 超・妄想コンテスト「傘」応募作☆ 「かさおばけぶんめいかいかおぼえがき」と読みます。  妖怪を主人公に描いた落語調の短篇小説第二弾(別に続編ではない)。  (※地の文少な目・会話多めの文体で、落語

感想・レビュー 2

深いテーマ性をも感じる作品でした

日本土着の妖怪が、西洋の道具が増え続ける問題に頭を悩ませる。現代社会の移民問題とも通じるテーマです。深刻に取り上げるのではなく、噺家を思わせる語り口でリズムよく語られるのが軽妙でユーモラス。それでも、
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素敵な妖怪たち

江戸っ子落語家風の粋でいなせな語り口が、とても楽しかったです。妖怪たちの必死さとその裏腹のコミカルさがテンポ良く、読みやすかったです。妖怪たちにしたら、明治維新は文化侵略ですものね!(#^.^#)