かぐや姫として還った彼女

「そしたらわたし、月に帰っちゃうけど、ずっと友達でいてね」─ 自称・月のお姫様、優希の言葉が、盆踊りの夜にリピートする。

成李 霧(なり きり)

7分 (3,981文字)
一度どんよりすると抜けにくい方は、タイミングに気をつけてお読みください。

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あらすじ

明るいテーマの話ではありません。人としてなにかがおかしい両親たちのもとで、現実を生きる力を削がれ、妄想の世界に生きる少女・優希と、彼女の妄想話を電話越しに聞くのが、もはや日常の一部となった少女・恵利の

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