感想・レビュー一覧 7件

すべては、爪先立ちの苛立ち。なのかも知れない……

敗色が濃い恋というのは、暗闇の中、必死に両手を振り回して、指先に触れる相手の温度を探る行為に似て、苦しい。 作中での彼は、まだ見ぬ男の影に対し、背伸びをして、爪先立ちをする。 しかし、現実が迫る。
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食べて、食べられる、なるほど

読了いたしましたので感想失礼します! まず思ったのは……こんな男性いるのか! 彼は、繊細な、芸術的な、女性的な面も持つ男性ですね!! きっと、普通の男性なら、そこまで分かったとしてももう少し経って
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センス抜群

ひとことひとことが、阿久悠の歌詞のような味わい深さを持っています。 特に、「どうしても舌が探り当てた」という表現が最高です。 「どうしても」が良いんです。 本当は知りたくなかった。なのに知ってしまっ
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ワンシーンなのにめちゃくちゃ伝わる!

いらないところを切り捨てた、すつきりとした苦味のあるショートショート。バレンタインの思い出がよみがえる一作ですね。 文体もくせがなく読みやすいです。タイトルの付け方にセンスを感じます…私はいつもなや悩
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言葉の取捨選択のセンスがすごい

 第3回コサキサク賞に応募ありがとうございます。レビューに参りました。  1000字以下の超短編ですが、冬の空気や主人公の心情がしっかり書かれていて感服しました。  主人公と、チョコをくれた先輩との
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舌の上で溶ける、小さくほろ苦いもの

企画より来ました。 チョコレートの小さな一粒のような、甘くほろ苦い恋愛超短編でした。この短さがとても良いと感じさせてくれました。 超短編に必要な条件(起承転結、伏線、最後の一行等)を揃えており、ただ恋
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切なさを写真に撮って額に飾ったような作品

イベントからおじゃまします。 この作品、前にも一度読ませて頂いたことがあるんですけど、改めてもう一度読ませて頂いて、やっぱり上手いなぁって思います。 誰もが一度や二度は経験したことがある青春時代の
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