三日月怪異記

手前が生きている限り、決して赦してはならぬ理不尽を憶えている。

夜柳雨

12分 (6,907文字)

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あらすじ

 男は、或る出来事から、人の世を離れた。  理不尽を齎すこの世の悪を、全て、斬り払うと決意した男は、人々の噂する三日月の怪を討つために、夜の村に潜む。

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