ベイクドチョコ味のビールを待つ間

『マッチ売りの少女』が二人を甘く導く

阿倍カステラ

11分 (6,387文字)
僕が出会うのは、またしてもお伽話の主人公だった。

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あらすじ

男は娘と言っていいほど歳の離れた女に『マッチ売りの少女』の話をする。それは〝現実のマッチ売りの少女〟の話だった。男が買った二万円のマッチが、二人に何をもたらすのか?そんなビアバーでのお話。

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