最後の客

それが最後にならないよう、私は今日も運転する

夏野 篠虫

6分 (3,503文字)
近い将来、どうなってしまうのか。

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あらすじ

片田舎のバス会社に勤める私。妻も子どももいない58歳だが仕事をやめるわけにはいかない。 一つは高齢の利用者のため、そしてもう一つは30年前の新人研修の時先輩から引き継いだとある業務があるからだ。

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目次 1エピソード

感想・レビュー 1

資本主義が置き去りにしたもの

雰囲気やテーマが,とても好みです. 資本主義が隆盛する中で忘れ去られかけている,人間の魂や精神に関する事柄.多くの人たちが恐れ敬うべきものたちと,当然のものとして向き合いながら生活している先輩の姿は,
ネタバレあり
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