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椎野さんは、やっぱり変わらない表情で、どさりと椅子に座った。
「この久我亮衛って班長様だが、遠い遠い親戚の宮本悠真って男に、どうしても会いたかったそうだ」
「え、僕に……会いたかった?」
不思議に思って久我亮衛を見ると、久我さんは、鼻にティッシュを詰めたまま、ものすごく真剣な表情をしていた。
「ああ、その、なんだ……まあ、そういう訳だ」
いや、どういう訳?
会おうと思ったのなら、何もこんな回りくどい方法しなくてもよかったじゃないか。
「いや、実は、本当はサプライズを兼ねてたんだが、君が椎野君にくっつくもんだから、ついカッとなって出てきてしまった」
はあ?
「で、あの、君は………
・“ホシリスタ”で小説書いてるよね?」
⇒https://estar.jp/novels/25650637/viewer?page=4
・“ペクチブ”で小説書いてるよね?」
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