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あまりてなどか 人ぞ 哀しき(凛夜さん)
こんばんは。
配信とかでも、もっと色んな作品をピックアップしていきたいのですが、ツイキャスで集まるか…といった感じであり断念してますプリン奉行です。
とはいえ、"奉行コン"のように公式コンテストでは取り上げられにくい傾向にある作品をピックアップできる可能性もある訳で、自分の活動には意味があるものと思いました。
…そして暫くは"奉行コン"にて入賞にノミネートさせて頂いた作品と、入賞は逃したものの「これは取り上げた方が良い」と思った作品を紹介させて頂きます。
あまりてなどか 人ぞ 哀しき
作者:凛夜さん
現在は完結してます。
概要:
時代は明治初期。広島藩の分家である福山を束ねていた大名、松重家の次男として慶治は生まれる。学習院で優秀な成績を修め、東京帝国大学にも通う程に知に秀でた彼であったが、人と接する事が苦手であった。
そんな彼の姉、貴代子に舞い込む結婚話。慶治は兄と共にそれを喜んでいた折に、貴代子から「2人で話がしたい」と邸宅の庭、夜空の下で話をする。
面白い所や見どころ:
この作品の主人公である慶治は、賢すぎるが故に"人が苦手"と言っています。他人の事を冷静に見ているからこそ、"苦手"という意識を持っているようですが実際にはどうなのか?と、はからずも貴代子が慶治の心を露わにしていくという人間ドラマがこの短編作品の主な所であります。
何故に慶治が人嫌いなのかについては実際に作品を読んで頂ければ分かるので、ここではこの理由を知る前に「受け入れられない」という事について思う所をお話していければと思いますのでお付き合いを。
まず、「受け入れられない」というのは「否定される」と全く同義語とはいかないでも、同類項ぐらいの言葉であるとは言えます。場合によっては否定された時に、今まで打ち込んでいた事を辞めてしまうぐらいの事もあったりするので、少しでも「否定される」という要素がある「受け入れられない」と言う事は中々の害悪であると言えるでしょう。
…しかし、それがあったかと言って自分が「受け入れられるのか?」は別物でしょうが、これとどう向き合っていくべきか?
この作品に、答えはあると思います。
個人的に注目して頂きたい点は、
・受け入れられないと嘆くより、受け入れる事の大事さ
・何を言うかも大事、誰が何処でいつ言うかも大事
の2点です。こんな所で油売ってる男の話を聞いてないでさっさと作品を読みに行きましょう!
↓作品URLはこちら
https://estar.jp/novels/25746989
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