あまりてなどか 人ぞ 哀しき

人の想いは、哀れなものです

凜夜

9分 (4,984文字)
超・妄想コンテスト『私からあなたへ』の応募作品です

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あらすじ

松重家は広島藩の分家である福山を束ねていた大名であった。その家に明治初期、慶治は次男として生を受ける。 成績は良く、学習院で学び東京帝国大学にも通う秀才ぶり。非の打ちどころがないように見えた慶治だった

目次 1エピソード

感想・レビュー 3

雰囲気、中身、全てが傑作!

奉行コンへの参加、ありがとうございます。 主催者であり、審査員のプリン奉行です。 まずは、素晴らしい作品をありがとうございました。 賢いがために複雑な気持ちを抱え生きている弟。立場や周囲への温度差
ネタバレあり
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自分が変わらねば、状況は変わらない

歴史物ではありますが、考えさせられられる話でした。 いつの時代も、人との繋がりを欠いては生きられないなか、慶治は人嫌いで、宴会に参加することも躊躇する。 そんな中、実姉の貴代子と庭で話す中で、自分のカ
ネタバレあり
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短編でありながら登場人物の魅力が伝わってきます

 第4回コサキサク賞に応募ありがとうございます。レビューに参りました。  少ない文字数でありながら、明治時代の光景と、登場人物の人となりがきちんと伝わってきました。主人公、兄、姉のキャラクターも三者三
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