ラーメンは宇宙

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ラーメンは宇宙

https://estar.jp/novels/25704102/viewer?page=2 ↑前のお話 「ちょっと待てよ……そもそもラーメン自体が“愛”じゃないのか?」 京太郎はおもむろに呟いた。 「えっ?」 「ラーメンの中には宇宙がある……様々な素材が織りなすシンフォニー、これを舞台にしてしまうというのは、どうだろう?」 「……どういうこと?それよりもやっぱりラーメン食べに行きたいんだけど」 「例えば鳴門(ナルト)、あそこには星雲がある、そして絡み合う麵とスープ、チャーシューと志那竹のバトル、そんなものを表現するのもいいかもしれない。」 「はあ……」 「ラーメンの器に記された渦巻きの意味を知っているか? あれは中国で自然界の驚異の象徴である雷をかたどった伝統的な模様なんだ。魔除けの意味があり、絵柄には龍や鳳凰が記されている。つまり宇宙を守護し、愛を育むための“器”なんだよ」 「うん、じゃあ、さっそくその愛とやらを、体験しに行こう!」 「いや待て、ここまで話が広がると、ただの舞台じゃ、もったいないかもしれない。そうだ! いっそ仮想空間で表現してみてはどうだろう?」 「オンラインゲームとか?」 「そう、ただ見るだけじゃなく、観客が一緒に体験できる空間を創り出すんだ!」 「それって、ひょっとして、今やってる、これのことww?」 「そう!ま さか自分がこの役やるの? えっ? みたいなシナリオの見えない奇想天外なネバーエンディングストーリー!」 「……だれかが血を吐きそうですけど……」 「いいんだ! 一人くらい倒れても! そのくらいじゃなきゃ、イノベーションが起こせない! その世界を切り開くのは……君だ」 「……なんか酔いしれてますけど、とりあえずラーメン食べに行くということで、意見一致したんですよね?」 「まあ、そういうことだね。ただ行く先々で何が起こるかはわからないが……ひょっとして異世界に転生するかもしれないし」 「異世界って、そういうの中二病って言うんですよ! ラーメンはおごってくださいね!」  二人は結局、研究のためにラーメン屋に向かうことにした。  その時、まさかあんな事が起こるなんて想像もしていなかった…… 続きはこちら↓ https://estar.jp/novels/25704697/viewer?page=1
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