神様の百円玉

普通の女子高生に、神様へ願うようなことなんて特にない。

池田春哉

11分 (6,048文字)

60 1,253

あらすじ

彼はいつも帰り道の自販機でコーンポタージュを買う。 春でも夏でも秋が始まってもそうだった。 そして、10月にしては珍しく北風の冷たい放課後。 「あ、百円足りない」 そう呟いた彼は「ごめん、百円貸し

感想・レビュー 2

敗北宣言はしないけど

自分が自信作を送り出した妄想コンテストの結果発表前に、打ちのめされるような敗北を感じたことはほとんどなかったのですが。 あまりにステキな作品に頭がぐわんぐわんしています。 (なんだこれ、「神様、お願い
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最初から人間だった二人

アダムとイヴ、伊弉諾と伊弉冉。神だって恋ぐらいしなきゃ国も世界もつくれない。 でも私は池田さんの作品を読んでいて気づいてしまいました。 僕たちはかつて誰もが神だったことを。 何かを犠牲にしてでも相
ネタバレあり
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