208人が本棚に入れています
本棚に追加
/442ページ
紅石鈴波さん
私たちの停電生活
https://estar.jp/novels/25816045
まず、行間が空けてあって読み易い仕様になっています。
尚且つ親切設計で、漢字にルビが振ってあるのですが、全ての文字にルビが振ってあるので、僕は逆に読み辛いと感じました。
小学校で習うレベルの漢字には、振らなくても良いかなと思います。
少し気になったところを挙げて行きます。
P1
ゲームの音、温めている音、テレビの音でリビングは~~~
テレビの音の後にだけ、読点が無いので、対比になっていません。
テレビだけが特別扱いみたいに感じてしまいます。
P1
少しだけ細かいことを書くと、夕方に帰宅した弁当箱の中身はすでに空だと思うので、弁当を置くではなく、弁当箱を置くです。
空の弁当箱を置くだと、さらに伝わりやすいと思います。
P1
朝の情報番組にテレビに出て。→ 朝の情報番組のテレビに出て。
もしくは、テレビの朝の情報番組に出て。
P1
この中でなんも取り柄がないのは私だけ。
家の中でなんも取り柄、もしくは、我が家ではなんも取り柄。
一般的には、何も取り柄ですが、一人称の地の文なのでこのままで大丈夫です。
P1
私はスマホでも見ようと思ってスマホを手に取る。
こういう一文の中では、出来るだけ同じ言葉(スマホ)を使用しない方が文章としては読み易いです。
私はSNSのチェックでもしようかと思って、スマホを手に取る。みたいな感じにした方が良いです。
P2
この辺りは文末が「う段」揃いになっています。
真っ暗になる。大声を出してしまう。カーテンを開ける。
ニュースを見る。声を出してしまう。見せるよう言われる。
画面を見せる。目を丸くする。ため息をつく。
そのまま言う。怖いことを言う。怒鳴る。尖らせる。
文章が流れないので、「う段」と「あ段」を交互に変えた方が良いです。
真っ暗になる。大声を出してしまった。カーテンを開ける。
ニュースを見た。声を出してしまう。見せるように言われた。
画面を見せる。目を丸くした。ため息をつく。
そのまま言った。怖いことを言う。怒鳴った。尖らせる。
書き換えて、読み比べてみてください。
「う段」だけだったり、「あ段」だけで文章を続けて行くと、小説というより出来事の状況を箇条書きで拾い上げている、レポートみたいになるでしょ?
全てのページで、文末が「あ段」「い段」「う段」「え段」「お段」がどれか一つが連続しない様に散らばらせてあげてください。
因みに文末を形容詞で終わらせると「い段」です。
そしてものすごく余談ですが、岡山弁の形容詞で文末を終わらせると「え段」にすることが可能です。
重たい → おもてぇ
暗い → くれぇ
赤い → あけぇ
広い → ひれぇ
冷たい → つめてぇ
大根炊いといて → でぇこん、てぇーてぇーてぇー
はい。必要のない知識でしたね(;^ω^)
長くなるので次のページへ
最初のコメントを投稿しよう!