かみのよ いずひささん

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かみのよ いずひささん

A Thorny Path (Atto Ⅰ) https://estar.jp/novels/25809326 本作は新作セレクションに選ばれるだけあって、文章がしっかりとしていて、とても素晴らしいと思います。 書き出しも読者を惹きつける仕様になっていますし、とても良いと思いました。 このシーンで少し気になったのは、最初に「少女」が登場して、主人公がこの少女に発砲して、撃たれた少女が主人公に近寄って来て、会話が始まるのですが。 最初に登場人物の名前を出し惜しみする作家さんって、結構いらっしゃるのですが、この作品の書き出しに関しては、殺人鬼の「少女」で良いと思います。 なのでこの場合、「あたしの名前はメルジューヌ」と、正体を明かすまでは、表記は少女のままで良いと思います。 自己紹介で名前を明かす前に、メルジューヌは血の滲む腹部を庇いながら、とか、メルジューヌがエアロンに近づいたと、名前を出すのでしたら、 最初から、少女表記ではなく、メルジューヌという表記にして、自己紹介はいらないし、それ以降に「少女は強い力で放さなかった」と、また少女という表記に戻すのはおかしいのではと思いました。 そして本文に入るのですが、情景の描写が細かくて、すごいですね。戦闘シーンもテンポよく書けていると思います。 ただ、第2章の「不審な集団」に入ってから、行間無し字詰めになってしまったので、エブリスタでは細かい描写の作品の場合、もう少し行間をあけて読み易くしてあげないと、先を読んでもらえないです。 申し訳ないですが、僕はこういう形態且つ内容の文章が苦手なので、50ページまで読ませて頂きましたが、これ以上は遠慮させて頂きます。すみません。 ここまでで言うと、キャラクターや世界観はとてもよく出来ていると思いましたし、特に直した方が良いと思うところもありませんでした。行間スペースに注意するくらいです。 ただ、新作セレクションに選ばれるほどの作品である本作は、続編に続く流れで終わっているのですが、その続編が約5万文字も書かれているのに、前作から引き続き読みに来ている読者が4人しかいません。 おそらく、ジャンルがミステリーで、タグに「ミステリー」とか「サスペンス」とか書いてあるのですが、内容は電磁波災害によって電気の仕様(?)使用?が、著しく制限された世界の話で、キャラクターも横文字の名前のキャラばかりですから、少々SFよりなのかなぁ……と思うので、あまりミステリー好きな読者にはウケないかもしれないですね。 かみのよさんは主題がヒューマンドラマということで、ジャンルをミステリーにされているようですが、近未来SFのバディ好きな読者の方が、この作品を読んでくれるのではないかと思います。 本作には毎ページ、ペコメを入れてくれている根強いファンがいるのですから、引き続き続編の執筆も頑張って頂きたいと思います。 (*´ω`*)続編の更新も頑張ってください。
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