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東里胡さん
妄想コンテストの参加作品を二作品ということで、ワガママ女王の桜瀬ひな先生に引き続いての二作品同時依頼とは……。
ワガママ女王の悪の連鎖ですな、(;´・ω・)
まぁ、しかし、今度こそ叙々苑を奢ってくれることを信じて、引き受けましょう。
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覚えておけばよかった
巣立ち
この二作なんですけど、里胡さんの短編って、どれもしっかりオチがあって、
期待を裏切らないんですけど、逆に言うと途中でオチがバレてしまうので、あーーーやっぱそうなっちゃうかぁ……。(;^ω^)
という残念感があります。
https://estar.jp/novels/25821691
まず「覚えておけばよかった」の方でいうと、「ママとケイくんとリイちゃんのだけ片づけようね」でピンと来てしまいます。
ここは言い方を変えて、バレないようにした方が良いです。
「パパのことはほっといて、三人だけでお片付けしようね」くらいで抑えた方が良いでしょう。
「今日中に出しておいてよね」の台詞くらいまでは、読者にオチを覚られない様にしないと、最後のどんでん返し感がなくて残念な作品で終わってしまいます。
そして「巣立ち」のほうですが、カッコウの托卵の様子がとても上手に描けています。
https://estar.jp/novels/25827252
これも2ページ目で、子供がカッコウであることが、読者にバレてしまうのが少々残念ではありますが、この作品に関しては幾分仕方ないかなとは思いました。
そのうえで、代理母のホオジロの気持ちがすごく上手く描けているので、さすが里胡さんだなぁと感心させて頂きました。
文章的におかしいところはありませんが、直滑降に舞い降りるという表現だけ。
直滑降とは、スキー用語なので、一般的に鳥が舞い降りるときの表現としては使用しません。
ただ、直滑降自体は意味が通じるので、違和感はないのですが、「直滑降に舞い降りる」だと、頭痛が痛いとか、腐乱で腐るみたいに感じたので、直滑降のように舞い降りるみたいな使い方の方が良いのではと思いました。
この作品は、ホオジロの感情が上手く描けているので、叙々苑に一歩近づけるのではないかと、ヨダレが溜まっておりますので、受賞のあかつきには何卒よろしくお願い致します。
さて、里胡さんからはもう一つご依頼を頂戴しております。
【お悩み】*教えて、葛西先生~!
最近ショートショートしか書けなくなってしまっております
長編は書けるのに8000字がキツイ
コツ、ありますか?
どうぞよろしくお願いいたします~!!
これはですねぇ、小説という物は、逆に短編の文字数に収めてまとめる方が、絶対に難しいので、里胡さんのように短編の女王と呼ばれる方なら、「こんとんじょのいこ」と、少し口を尖らせて発言するだけで、えなりくん感3倍増しです。
やり方としては、進行に必要のない情景描写などを足して、文字数を稼ぐだけです。だいたい3パターンくらいでいけると思いますよ。
長くなるのでページを変えます。
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