(有)ユウさん

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(有)ユウさん

青と赤 https://estar.jp/novels/23747343 短編集となっておりますので、最初の方の数話だけ読ませて頂きます。 この作品には、マチルダ姐さんと、ちーちゃんの大御所二人がレビューしているので、さぞや面白いに違いないと、心を弾ませて読ませて頂きました。 まず、最初の話。 『同郷の女』 なのですが……。難しいな。この話って、僕の脳みそでは理解できないのですが、結局、夢だったってことでしょうか?  女が出て来るのですが、幼馴染とか母親なのかなぁと思えたり、全く見ず知らずの同郷の女なのかなぁと思ったり……。 最後のページで、故郷に抱かれて、とあるので、故郷に帰ってきて見ている夢なのか? でも、それだと最後の、故郷の夢を見た。が文章としておかしいし……。 この話は、主人公の置かれている状況も、オチもよく分かりませんでした。 次の話。 『同じ手の男』 なのですが、地の文が、誰寄りの視点なのかよく分かりませんでした。 まず、地の文なのに、アキエではなく、アキエさんなので、NHKの朝ドラの語り手みたいな人の視点なのかなぁと思うのですが、時折、アキエさん視点ぽい地の文になっています。 アキエさんをやめて、アキエにした場合、地の文はすべてアキエ視点寄りの三人称になるので、加川くんの台詞の後に、加川くんがと書かなくても、すぐにアキエさんの視点の三人称だと伝わるのですが、今の状態だと一瞬、誰の台詞? と思う場所が結構あります。 例を挙げるとP10 「猫舌なんです」 アキエさんは遠慮なく笑い出した。 アキエさん視点の三人称なら、加川くんが「猫舌なんです」と喋って、それに対して、アキエさんが遠慮なく笑ったのだと分かるのですが、今の文体ですと、一瞬迷います。 なので、 「猫舌なんです」のあとに、これが加川くんの台詞であることを、読者に伝える一文が要ります。 例えば、 「猫舌なんです」 飲まずにカップの中を見つめていた加川くんが、その理由を説明したので、アキエさんは遠慮なく笑い出した。 とか、 「猫舌なんです」 加川くんが照れくさそうな顔をする。アキエさんは遠慮なく笑い出した。 こうしないと、「猫舌なんです」という台詞自体が、アキエさんの台詞なのかと迷います。 この文の次の、 「それはそうと、あのまま見つめられてたら穴があいてたわね」 青年はすまなそうに頭を下げる。 これもそうです。 まず、「それはそうと、あのまま見つめられてたら穴があいてたわね」というのが、アキエさんの台詞だと分かる一文を入れてから、それに対しての青年のリアクションとして、すまなそうに頭を下げないと、青年が「穴があいてたわね」という台詞を言って、頭を下げたように感じてしまいます。 なので、 「それはそうと、あのまま見つめられてたら穴があいてたわね」 「すみません」 青年はすまなそうに頭を下げる。 こうすると、スムーズに伝わります。 P11の頭も同じです。 「見せてあげることができるんだけど」 青年がいきなり立ち上がった。 ではなく、 「見せてあげることができるんだけど」 アキエさんの提案に、青年がいきなり立ち上がった。 とかにしたほうが良いと思います。 P13 何の苦労もないお坊ちゃんなんです。 この地の文も、誰寄りの三人称なのかよく分かりません。むしろ、その前の台詞の中に組み込んで、加川青年の台詞で良いのではと思いました。 次の話。 『同じ穴の(むじな)』 これもよく分からなかったのですが、P24で枕営業をしたという意味で合ってます? で、オチなんですけど、ここがよく分かりません。 なぜ、色褪せて映ったのでしょうか? 申し訳ないのですが、僕には理解できませんでした。 おそらく、ほとんどのエブリスタの読者も、理解出来ないのではないかと思います。 あと、何話かを読ませて頂いたのですが、よく分からない話が多かったです。 理解力が無くてすみません。 でも、エブリスタの読者の大半は、僕と同様ではないかと思うので、もう少し意味が分かるようにしてあげないと、栞は伸びないような気がします。 気力を保つコツなどがありましたら……というこうなのですが、やはり読んでくれるファンが大勢ついてくれることが、一番のモチベーションになるのではないかと思います。 なので、もう少し、エブリスタの読者層に寄せた、分かり易い作品を執筆してみてはいかがでしょうか。 頑張ってください。( *˙ω˙*)و グッ!
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