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千冬さん
JIZOJIZO!
https://estar.jp/novels/23493155
これはですねぇ、この手の作品を書く初心者作家さんのお手本のような書き出しですね。
最初のページで、特徴のあるキャラたちの紹介が、簡単かつ的確に行われているので、次のページの台詞の後に、地の文がないにも関わらず、全てどのキャラが喋った台詞なのかが分かります。
この辺りは流石です。
一見、戦隊ものヒーローを連想させておいて、実は現世を守っているお地蔵さんたちが主人公なのですが、これって意外と知らない人が多いですよね。
そんな方たちの為に、簡単に説明すると、仏陀であるお釈迦様が亡くなってから、次の仏陀である弥勒菩薩が現れるまで、56億7千万年もかかるので、その仏様不在の永い間、人間は自分の罪業によって悩み苦しむので、その人間の苦悩をわが身に引き受けて、苦しみから助けてくれるという使命を担っているのが地蔵菩薩ということになっているのです。
そう考えると、お地蔵さまって、ウルトラマンや仮面ライダーよりすごいヒーローなわけですが、本作はそれを弄っているという、何とも罰当たりな作品なわけです。
そんな罰当たりな作品にチョコをあげると、僕にも罰が当たりそうなので、当然チョコは差し上げられません。
ということで、本題に入りましょう。
本作は平成27年に書かれていますので、当時のエブリスタ警察のコンプライアンスに触れていなかったのでしょうが、令和の現在だと「カマ」とか、「ちくわ」は危険です。
もっとも、千冬先生がコンプライアンス抵触作家であることは、すべての読者の知るところではありますから、今更それを非難する人はいないとは思いますけど。
(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪
あとはですねぇ……。最近の若い読者って、逆に2ch用語が分からないかもしれないので、2ch用語には、フリガナを振ってあげると親切です。
DTを拗らせたりりかちゃんのストーカー。みたいな感じですね。
全体的に、よく出来た面白い話なので、さすが千冬先生だと、感心させられました。やはり人気作家の先生が書くものは、どのジャンルでも上手いし、面白いです。
特に前回の「ソラ屋さんとウミ屋さんの物語」に至っては、長かったけど、全部読んでしまうほど作品の世界にのめり込ませてもらいました。
チョコをもらえなかった。と仰いますけど、「ソラ屋さんとウミ屋さんの物語」に至っては、チョコどころか、世界中で一番美味しいものを差し上げても良かったかな、と思うくらいの感動を頂きました。
ので、改めまして。
(*゚σー゚)ホジホジ
(*´∀`)ノ●はい、チョコ 新潟銘菓安田牛乳クランチチョコより美味いかもよ。
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