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春井和幸さん
歩くのが速いだけ
https://estar.jp/novels/25878776
栞が伸びないということですが、この作品も中々面白い作品ではあるのですよ。でも、ありがちな設定と言えばありがちです。
なおかつ、エブリスタのこのジャンルには「お化けのメリー」シリーズという、化け物レーベルがありまして、同じような内容でも、どうしてもエブリスタで栞が入るのは、春井さんの書くような正統派文体(芥川賞にノミネートされるような文体)ではなく、すこし砕けた表現の作品の方なのです。
その代表作家が、我らがエブリスタクリエイターの憧れ、桜瀬ひな先生です。
桜瀬先生は、中学生が読めないような単語はひとつも使っていません。なので一見誰でも書けるんじゃないの? と思わせておいて、ストーリーは誰にも真似できない素晴らしい内容に仕上げています。あれこそが、エブリスタで爆発的な人気を誇る秘訣だと、ワタクシは思っております。
もちろんディスってませんよ。尊敬しているのです。(;^ω^)
で、本作に限らずなのですが、春井さんの作品は、まず圧倒的に読みに来てくれる人が少ないのではないかと思います。
訪問者がいなければ、栞の増やしようがありませんから。そこでまずこれを参考にしてみてください。
https://estar.jp/novels/25840054
マチさんのエッセイを読んだなら、まず表紙タイトルと一行あらすじがダメなことが分かると思います。
怖くはないと思います。
こんなこと書いてたら、誰も読もうと思わないんじゃないでしょうか?
読者を増やしたいのなら、ここには、書籍出版されて、書店に平積みされたとき、帯に書かれてある、お客さんに手に取ってもらえるような魅力的な文言を書く必要があります。
あらすじのスペースも、ただ内容を書くのではなく、自分が書店員として、この本を売るために作るポップのようなものを想像して作ると良いと思います。
と、ここまでは最初のページを捲ってもらうまでのことで、ここから先は読んだ読者に栞を入れてもらうにはどうすれば良いかですね。
で、春井さんの作品なのですが、どの作品ももう少し行間を開けてみてください。
マチルダ姐さんのエッセイを読んで実践をして、読みに来てくれた人がいたとしても、今のままでは最後まで読んでもらえない確率が高いと思います。
携帯小説では、何より読み易さを最優先してください。
僕の作品や、桜瀬ひな先生の作品、千冬先生の作品。エブリスタを代表する作家の望月麻衣先生の作品。エブリスタ発で書籍作家になる人の作品は、どれも句点ごとに一行以上のスペースをいれています。
この読み易さこそが、エブリスタで読者を増やすために必要不可欠な要素だと、僕は思っています。
前回のサマーイノセントに関しては、書き出しが悪いと思いましたが、本作は最小限の状況情報だけ出しているし、便器型カレーポットなどの小物で、読者を和ませているので、悪い書き出しだとは思いません。
ただ、この作品だけを直しても、読者がこの作品を一番最初に読んでくれるかは分かりませんので、全ての作品を句点ごとにスペースを入れて、1ページの文字数を500文字以内に編集すれば、もう少しファンがついてくれると思います。
頑張ってください(*´ω`*)
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