瀬波 沙々@しばらくゆっくり活さん

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瀬波 沙々@しばらくゆっくり活さん

【長編ver】泡沫の桜 https://estar.jp/novels/26083055 そうですねぇ、なかなかしっかりと文章が書けていて、世界観はとても良く作られていると思います。 ただ、僕が受けた印象で言うと、よく出来たヒューマンドラマカテゴリーのバディ小説です。 ということなので、ミステリーカテゴリーで読者を獲得するのは難しいのではと思いました。 この作品を、ミステリーというカテゴリーで読ませるためのアドバイスということでしたら、そうですね。まず、読者を引き付けるためのイベントがないまま、前半戦をキャラの紹介的な、ページで使ってしまっているので、だらだら感が満載になってしまっています。 瀬波さんがジャンル変更をせず、そのうえでこの作品を、ヒューマンドラマ寄りのままで進めたいのでしたら、おそらく読者を増やすのは難しいと思います。 逆にミステリージャンルに寄せて、読者を獲得したいのでしたら、檀家周りでカラオケに行ったり、比奈の紹介をしたり、ある刑事の過去の話を持ってくるより先に、読者の気を引くような、大きなイベントを発生させないとダメだと思います。 例えば、街中でヤクザの抗争が始まって、単独行動をしていた龍二がたまたま巻き込まれてしまい、それを助けようとした当時のバディの先輩刑事が殉職するシーンを入れるとか、もっと単純に、エリカが殺されるシーンを大袈裟に描写するだけでも、かなり読者を引き付けられると思います。 そういうミステリー好きな読者を惹きつけるような、大きなイベントを最初に発生させてから、龍二や廉崎の話に持っていくのが、人気になりがちな作品のセオリーではないでしょうか? まぁ、本作の場合、一応プロローグはありますけど、このプロローグも、読者を惹きつけるほどインパクトのある内容ではないので、少しプロローグとしての効果は薄いように感じます。 これなら思い切って、エリカ以外の犠牲者の二人が、それぞれ殺害されるシーンをプロローグに持ってくる方が、読者にインパクトを与えられると思いますけどねぇ。 ページを変えます。
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