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「第16回ノースアジア大学文学賞作品集」
昨日お祝いコメント下さった皆様、誠にありがとうございます✨😭✨
毎回のことではありますが、温かな言葉から創作への尊重が伝わり、「皆様それぞれが素敵な作品が書けるのだなぁ」と実感するばかり。
リアル生活ではなかなか出会えない執筆仲間は尊いです……!!
*
「第16回ノースアジア大学文学賞作品集」
予告通り、受賞作を読んでみました。私が応募したのは〈一般・短編小説部門〉で、9作品掲載されています。
受賞式レポ(https://estar.jp/novels/25793840/viewer?page=448)でも記しましたが、審査委員の内館牧子先生の講評はずばり、
「書くべきは『心の動き』」
‘’物語はさほど面白くないのに、余韻があって不思議な香りを漂わす作品‘’
‘結末が途中で読めてしまった‘’’(※本文まま)
と、受賞作品にもちょっと辛めなコメントで💦 奨励賞の拙作への高評が怖すぎるので想像しないようにしておきます……。
上記を踏まえ、受賞した9作を読んでみましたが、いやはや納得の作品ばかり! どれも話の展開のグラデーションが鮮やかでした。
印象的だったのは、『口癖』と『ウェディングドレス』。
*最優秀賞 『口癖』 如月七日さん
ある夏、元カレの幽霊が現れるものの何故か蝉の声でしか鳴かない……、というちょっと不穏なお話。
この元カレがクズ男で、主人公が思い出を振り返るときに浮かび上がる感情がリアル。しかも結末には、クズ男と蝉が掛かっているのにニヤリとしました。
文芸雑誌で描いていらっしゃるのかな、中間小説っぽさを感じました。
*優秀賞 『ウェディングドレス』 杉山ゆたかさん
終活を始めた独身典子は処分する洋服をかかしに着せることに。かかしは話題になり、次々と洋服が貰われていきます。
ついに手元に残ったのは1枚のウェディングドレス。帰らぬ人との思い出のドレスをかかしに着せたある日、若いカップルが現れて……。
こちらも幻想的な読後感。 成就しなかった恋愛の〈昇華〉の仕方が嫌らしくなくて良かったです。
おっと、イラストを忘れていました。昔描いた花嫁さん。
……って、これは白無垢だ💦
*
最後にもう一度、内館先生の講評から。
“作者が物語を動かすのではなく、登場人物が動かすのだと忘れないで欲しい‘’
……うーむ、耳が痛いです(苦笑)
*いつもペコメありがとうございます。随時お返事して参ります♡
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