-鞘を求めて-

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35 嫌な予感を押し殺しながら歩を進めると、予感の正体が目に見え始めるのだった。それは うぞぞ……うぞぞ…… 洞窟の壁から無数の腕が生え、ゆらゆらと何かを待ち構えているかの様だった。さながら地獄絵図に通じるものがある悍ましさだった。貴方が近寄ると、ゆらゆら動いていた腕達は、はっきりと貴方を意識したようだった。試しに近づくと、貴方を捕まえようと揺らめくのが見て取れる。貴方は、 意を決して進む→https://estar.jp/novels/25798313/viewer?page=10 引き返してもうひとつの道を進む→https://estar.jp/novels/25798313/viewer?page=55
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