-鞘を求めて-

58/97
前へ
/97ページ
次へ
58 逃げるフレイムイーターに、貴方は咄嗟に荷物から何か無いかと手にしたものを投げつけた! パッキィィィィンッ! アイオライトはフレイムイーターにぶつかると、溜め込んでいたらしい冷気を一瞬にして吐き出した! 「ギャアアオウウッッ!」 体の一部を氷漬けにされたフレイムイーターは、悲鳴を上げ、必死に身をよじって氷から抜け出そうとする。 パキパキバキィッ! 貴方が氷漬けになったフレイムイーターに達する前に、フレイムイーターは氷から逃げおおせてしまう。肩を落とす貴方だったが、残された氷の中には奴の棘が何本か残っていた! ……… …… … 「それでお前さんこいつを持って帰って来たわけか」 名工の前に置かれているのは、今だ凍りついたままのフレイムイーターの棘だった。アイオライトの魔力の影響か、氷が溶ける気配がない。 「フランベルジュの魔力で溶けなきゃアウトかねぇ」 「そこでアタシの出番だね!」 声のした方を振り返ると、派手な化粧をした妖艶な美女が立っていた。 誰だろう?→https://estar.jp/novels/25798313/viewer?page=52
/97ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加