ポケットの金貨

アコーディオン弾きの少年と、酒場の女の物語

たやすもとひさ

4分 (2,168文字)
心を込めて書きました

23 1,213

あらすじ

港町の酒場でアコーディオンを弾く少年 女は踊り、少年の帽子に小銭を集めて言う 「あんたはとってもハンサム」 少年には、その意味がわからなかった・・・ 誰もが持つ「ポケットの金貨」は、心のよりどころ

目次 1エピソード

感想・レビュー 3

その優しい嘘はこころを優しく照らしました

主人公のアコーディオン弾きの少年は、けっして恵まれてはいません。 いいえ、むしろ学校へも行けない貧しさと、目の見えない不自由さの中で、一生懸命生きています。 踊り子のマチルダは、美しく強く、気っぷの
ネタバレあり
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何度も何度も読み返してしまいます

短い話の中で醸し出される独特の空気感。さらに、きっと読む人によって色んなことを感じとることができるひとつひとつのエピソード。物悲しい気配はあるのにとても暖かい作品です。
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文句なし!

20世紀初頭のサイレント映画のような場面展開とストーリー。 全体としては悲しい話なのに、なぜかほんのり暖かい雰囲気。 狙って出した味わいだとしたら、文句なしの上出来です。
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