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『たからさがし』
この作品はコチラです!↓↓
https://estar.jp/novels/25814378
超・妄想コンテスト「暗闇」参加作品。
『たからさがし』
〔ジャンル〕ヒューマンドラマ
〔字数〕7999字(約14分)
〔テーマ〕暗闇からの脱出/たからさがし/いじめ
〔キーワード〕たからもの/暗闇/光
〔初見の方へ〕
不良グループから「奴隷」として支配され、いじめられている高校生の勇気。「この暗闇脱出ゲームをクリアできたら、お前を解放してやる」。地獄から抜け出すため、彼は成功率0%のゲームに挑む。でも、その脱出ゲームには幽霊の噂があって……。
※ここからネタバレと、あとがきのページになります!
2021.7.10現在
【はじめに】
エブリスタでの二作目となります(『迷子のトナカイと雪だるまくん』は、昔つくった作品をそのまま投稿したものです)。
妄想コンテスト『暗闇の中で』へ応募するために執筆したものです。
フォロワーさんが宣伝して下さったおかげで、自分の想像を超える反応があった貴重な作品となりました。今だにスターを贈り続けてくださる方々、なかなか直接お礼はできませんが、いつも感謝しています!本当にありがとうございます……!!
【登場人物紹介】
・山本勇気
高校二年生。おとなしく優しい性格のせいで、クラスメイトの荒木たちにいじめのターゲットにされている。クラス内に友達はいない。荒木たちを恐れるが故に、日々言いなりになっている。恐怖に心を支配されて感情が希薄になっていたが、『たからさがし』ゲームをきっかけに人間らしい感情を取り戻す。周りが見て見ぬフリをしていても他人を責めたり恨まず、元から広く大人びた心を持っている。年頃の女子に「綺麗だよ」とサラッと言えてしまう、ある意味すごい子(笑)。実はかなり包容力がある。
・少女
中学生くらいの女の子。幼い時の不慮の事故により、顔に大きな傷が残っている。その傷のせいでクラスの男子に「ブス」といじめられ、自分の顔を醜いと思うようになった。他人に自分の顔を見られることを極度に恐れ、やがて不登校になり暗闇を好むようになる。自分の顔について悩み苦しみ、最終的には死を選んでしまう。しかし、成仏できずに地縛霊として現れ、日々助けを求めていた。顔は本人が思うような「ブス」ではなく、普通に可愛い。男手ひとつで育ててくれた父親のことが大好き。
・古屋敷(イベント主催者)
この『たからさがし』ゲームを主催する、中年の男性。細身で黒縁眼鏡をかけている(顔はやつれ気味)。少女の父親。基本的に落ち着いていて、立ち姿から話し方まで全て品がある紳士。ビルの管理をしており、ワンフロアを住居スペースにして娘と暮らしていた。ゲームを利用して、愛娘を救って(成仏させて)くれる人を探していた。
・荒木遼也
勇気のクラスの中心的人物であり、いじめの首謀者。不良少年。いつも仲間二人を連れている。ケンカが強く、すぐ手が出がち。勇気を「奴隷」と称し、現在のターゲットにして楽しんでいる。
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