方言を分かる様に書くこと

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方言を分かる様に書くこと

新作『チョココロネ』 https://estar.jp/novels/25876007 9bb8b01b-9739-4dd5-a246-5fd4c68703bc で1番苦労しているのが、方言をどうやって万人に通じる形で書いていくか、です。 多用するのが「凄く(ぶち)」「壊れる(めげる)」「トゲ(すいばり)」みたいなルビ表記。 あとは地の文でさらりと?解説を入れる、とかかな。 ↑この解説のために『チョココロネ』は三人称の形態をチョイスしました。 一人称でやると、読者様をやたら意識した語り手になりそうでおかしいかも!?と思ったためです。 方言辞典みたいなのをスタ特とかで付けたら?というご意見もいただいたのですが、それをやるのは邪道な気もして。 ほら、近代文学や専門的な分野の本なんかを読んでたら馴染みのない言葉の横に「*1」とか付いてて巻末やフッター辺りに言葉の意味が書かれてたりするのがあるじゃないですか。 いわゆる注解とか脚注って言うやつ。 それにしてもアレはこう、昔の作品や専門的なものだからこそな気がしていて…いや、方言も確かに専門的ではあるけれども…それはしたくないなと。 そう言う技法を使わずにお伝えして行きたい!みたいなこだわりがあると言うか何と言うか(爆)。 そんなこんなな試行錯誤の中で書いている『チョココロネ』ですが、実際のところ方言で喋る男女ってどうなん?と言う思いもずっとあるんです。 だってね、 「俺が守ってやるよ」 「本当ですか? めちゃ嬉しい!」 が、『チョココロネ』の2人だと 「俺が守っちゃるけぇ」 「ホンマですか? ぶち嬉しい!」 みたいになるわけで。 かっこよさも可愛らしさも標準語には劣る気がして、書きながら常に「うーん」となってます。 でも走り出したからにはこのまま突っ走るしかないとも覚悟も決めています😅 いつも温かい目で見守ってくださる読者の皆様には本当に日々感謝です! ―― 【余談】 何気なくアマプラで『記憶屋』を観始めたら言葉が「じゃけぇ」とかで「ん?」ってなった。 で、調べてみたら「山田涼介 主演映画「記憶屋」で方言初挑戦!広島弁に挑戦するけぇ」という記事を見つけて納得。 そうか、広島弁じゃったか。通りで親近感あるわけじゃーと納得しました(笑) (うちは父がもともと広島県民) (2021/10/19)
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