称賛と批判

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称賛と批判

 こんにちは。熟成みかんです。 また書きたいことがもさもさと湧いてきました。 「ネタ切れ」の項目で書いたように私はアイディアが湧くことは植物のイメージを持っています。だからこそなんとなくもさもさという表現を使ってみました。 しっくりくると幸いですが……。 やっぱりある程度、あきらめに近い感情をもってじっくり頭を休めることはいいことなのかもしれません。    さて、今回はサブタイトルにあるように称賛と批判について書いていくことにしましょうか。この二つは本当にバランスが難しい。だけど人の成長や作品を作品として紡ぎあげるために非常に大事な要素だと感じたため今回書かせていただきます。  それではさっそくいきましょう。 冒頭でも話したようにサブタイトル「ネタ切れ」の項目で例えた植物の話で例えながら話を進めていきましょう。    まず、最初に思うことは称賛ありきでないと人は育たないということからお話しましょう。 アイディアが種、できた作品が芽吹いた植物とするならば称賛というのは肥料や水にあたるものだと思います。 とにかく作品が完成されるために必要不可欠なもの。創作に限らずどんなことでも人は褒められることで何かを始めようとするエネルギーを持つものなのだと思います。  ただ、褒められてすくすくと伸び育ったとものが評価されるためにはある程度の形に収まっていないといけない。 どれだけ大きく育ってくれたとしても家庭菜園のプランターを埋め尽くすような巨大な植物がベランダに生えていたら嫌なものでしょう。  そう。盆栽のように程度をもって枝を切り落とす作業こそが今回の二つ目の要素となる批判にあたるわけです。    それを踏まえて私が思うことがひとつあります。 称賛なくして物語は生まれない。しかし、傑作として評価されるには自己、他己を厭わない厳しい剪定を突き詰め続けられるかどうかいうことです。 そんな中で無駄がそぎ落とされた作品に人は心を動かされると思うのです 自分の分身ともいえる作品の自分ですらなく見ず知らずの人に乱暴に折られた経験のある方もここにはいるでしょう。だけど厳しい目線でいうとそれもひとつのきっかけに過ぎないと思うのです。 芸術の世界は本当に厳しいですね。中にはただ趣味で投稿してるだけというかたもいるでしょうからこれを基準にするのはどうかと思いますが……。 私のような厳しい目線を持つ人もゆるく楽しみたい人もお互いに心地よくこのサイトを利用できるとようなサイトであってほしいものだと心から願います。  最後に。物語を作るというのは本当に難しいと思います。 常に自分の作品は素敵だ。物語が書きたい。という肯定感をもって作品を創作し、反対に常に自分の文章を否定し、一文一文の語順や表現を繰り返し選別し続ける。 そうやって生まれた作品たちはなんて尊いものなんでしょう。 これからも物語を書くことも、読むことも、批判も称賛も受け入れてのびのびとこのサイトでの活動ができることを願うばかりです。 熟成みかんでした。 おまけ 批評トピックで出会った素敵な作品をひとつ https://estar.jp/novels/25848281 批判と称賛じゃないですがあまりの完成度に私が勝手に心が折られた作品です。笑 みなさんもよかったらぜひ☻  
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