春を待つ

今の私はただ、アスファルトの下で春を待っている。

あける

4分 (2,166文字)

0 2

あらすじ

真夏、日々の疲労の中、我が家の玄関前の路面に寝そべったミミズを妬ましくさえ思っていた"私"は、気付けばそのミミズの横で雑草になっていた。家を出入りする両親や会社の同僚や警官、大家、その他の人々――雑草

目次 1エピソード

感想・レビュー 0

感想・レビューはまだありません