ビーチボール

誰かと出会うため独りきりで生まれるこの世界で 番外編です。

葛和蛙蘭(蛙月)

BL 完結
13分 (7,476文字)

8 167

あらすじ

ボールはあっという間に沖に流され、暗闇に消えていった。 漆黒の大海原、いつ波に飲み込まれるかわからない中、小さな身体でぷかぷかと頼りなげに浮かび続ける姿に、たまらない悲しさを感じた。 自分たちはま

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目次 1エピソード

感想・レビュー 1

しみいるような、静かで純度の高い恋。

互いを愛するために、生まれた。 これほどまっすぐで、まっさらで、行き場がないふたりぼっちの恋には、なかな出会うことはない。 互いの存在以外に、2人の想いの切実さを肯定してくれるひとはいないかのように
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