蠱惑『西瓜』

草むしりをしていると可愛い双葉を見つけました。まさか父の腹から伸びた西瓜の芽であるとは思いもしませんでした。

壺の蓋政五郎

15分 (8,988文字)
マスクが苦しい時期になって来ましたね。

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あらすじ

 日の当たらない裏庭の境界は竹藪と接しています。竹の根でブロックは持ち上がり鉄柵は錆びて倒れています。縁側に膝を崩す母は私が草むしりをするのを見て微笑んでいます。 「母さん、珍しい双葉だよ、伸ばしてみ

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