波紋の雫は六月に流れて

生きていくために重要なものは、ときどき見えない。だから、ひとは残すことに必死になるんだろうね。

キハル

13分 (7,740文字)
死にたがりのOLと純粋に絵を描き続けていたい青年の話。

10 750

あらすじ

 葉はある決意を持って雨がけむる歩道橋に登った。持った傘は不要になり、手放そうとした矢先、濡れながらも絵を描き続ける青年に出会う。彼に傘をかざしても、気づかれない。受け取ってほしいと思っても、渡され

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